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兄上のきまぐれです

メフィストの思いつきでメイドにされた二人。

やっちゃった☆
だってこの二人がかわいいんだもん、
もっと仲良くすればいいのにww

(ほのぼの悪魔3兄弟)


メフィストは今、すごく機嫌がよかった。
何故ならいつもメフィストの手を煩わせる憎々しい弟共に屈辱的な罰を与えてやったからだ。

「ほらほら、ちゃんとメイドらしくご主人様に挨拶してください。」
「ご~、ごしゅ・・じ・・~~、ってメフィスト相手に言えるかよ!」
「僕も兄上を主人と呼ぶのは遠慮したいです。犬っころと呼ぶのは構わないですけど。」
「お前達は私を馬鹿にしているのか。」

メフィストの自慢の遊園地を壊した罰として燐とアマイモンの二人は
メフィストのメイドとして働かされている。

しかし、この期に及んでまだ生意気な態度をとる弟達。
特にアマイモンは丁寧に見えて言葉の端々に毒が見えている。

「これはさらにお仕置き追加ですね☆」
「うそっ、これ以上変なことすんのかよ。」
「兄上いつか・・・・・コロス・・・」
「これから二人にはメイド喫茶の店員になりきってもらいましょう。
設定はそうですね~・・・奥村君はツンデレ、アマイモンは電波で、料理を作ってきてください。」



かくして、お仕置き追加で料理を作ることとなった燐とアマイモン。
二人はメイド服で厨房に立っていた。

「電波とは何でしょうか?」
「俺に聞かれてもなぁ・・・電波発してるような人じゃね?」
「説明が下手くそですね。流石貴方です。」
「馬鹿で悪かったな馬鹿でっ、俺は適当に野菜スープとか作ってるから
お前はオムライスでも作ってあいつの所に持って行ってやれよ。」
「しかたありません・・・。」


しかしアマイモンはどちらかといえばお坊っちゃまな上に料理をしたことがない、
オムライスが何なのかもわからなかった。

「オムライス?炒めたご飯の上に焼き卵を乗せてケチャップかけた物だよ。」

燐に聞けばこのような返答が返ってきた、

(つまり米と呼ばれる物を炎で焼いて卵を載せればいいのですね)

説明を聞いてから何故か外に飛び出すアマイモン。

「あいつ何やってんだ?」

悲しいことに燐の監視下を離れたことで悲劇は起きる。







「お前は何を作ってきたのだ?」

メフィストはテーブルに置かれた物質を見て戦慄した。

「オムライスです。」

アマイモンはそう答えるが、
皿の上に山盛りの炭が乗っており、その上に存在を主張するかのように
動物の血が滴る卵が一個置かれていた。

「ケチャップがなかったのでその辺の物で代用しました。」

さあ召し上がれ。
皿が近付けられるが、

「ひどい臭いだ、お前、これを食べろと言うのか?」
「・・・・はい。初めて作った物なのでぜひ兄上に食べてもらいたくて。」
「・・・・・・。」

弟が初めて作った料理、それを食べることは特別な関係を意味している。
珍しく眼を輝かせるアマイモンを見て、メフィストは兄としての沽券を守るためスプーンを手に持った。
スプーンが”オムレツ”に刺さると何とも言えない・・・そう・・・・
土を掘る時の感触がした。

「ブングルッ☆!!!」

メフィストは気絶した。
その物質はとても苦く、炭の味がした。
そして明らかに動物じゃない、猛毒を持つ類の悪魔の血の臭いがしてそこで力尽きたのであった。

(もう二度とアマイモンに料理を作らせまい・・・・。)

意識を手放す前にメフィストはそう誓った。










「兄上もよくこんな炭食べましたね。」

とはアマイモン。
哀れなことにメフィストの努力は報われなかったようだった。

「メフィストー!!って・・・・何があったんだ?」

遅れて燐が理事長室に料理を持って来たが、メフィストは泡を吹いて倒れている。

「ああ、兄上はいつもこうです。気にしないでください。」

アマイモンは証拠隠滅、オムライスもどきをごみ箱に捨て、
メフィストをクローゼットの中に押し込んだ。

「はぁ・・・・お前ら兄弟って変わってるんだな。」
「貴方も一応僕らの兄弟ですが。」
「いや、違うし。」

即座に否定する燐。

「それより俺の作った料理どうすんだ?おいとけばいいのか?」

台車の上にサラダにスープといった軽食の他にケーキも一緒に乗っていた。

「兄上はたぶん今日は何も食べれないでしょうから僕らで食べた方がいいでしょう。」
「・・・・・そんなもん?」

燐の頭のフリフリが可愛らしく動く。

「・・・・・メイド喫茶。」
「?」
「ご主人様って呼んでみてください。」
「なんで?」

アマイモンの行動はいつも突拍子がなく燐困惑する。

「どんな物か知りたいのです。」

燐はアマイモンにじっと見つめられて顔が熱くなった。

「~~っ、ご、しゅじん・・・さま・・・、これでいいだろっ!」

――あっ・・・・おもしろい。
燐にご主人様呼びされたアマイモンはよくわからない物を感じて楽しくなった。

「・・・もう一度。」
「ご、しゅじんさまっ」
「もう一度」
「・・ご主人様!いい加減にしろ!」
「いたっ」

流石に怒られてしまった。

「さっさと食って片付けるぞっ。」

燐がケーキの刺さったフォークを向けるのでそれを食べる。

――おいしい。



「今度は僕のメイドになってください。」
「嫌だね。」

そっけない態度の燐、
けどアマイモンは諦めるつもりはなかった。




『だってメイドの魅力にはまってしまったんだもの』



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2010.08.27 Fri l 青の・絵 l コメント (0) l top

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