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前回の話の続き



「とっとと入れ!この不良が!!」
「言われなくても自分で入れるっつーの!!」

荒々しい足音とともに一人の生徒が体育教師に首元をつかまれ投げるように生徒指導室に入れられる。
廊下を歩く生徒たちは厄介事に巻き込まれまいと目をそむけ見て見ぬふりをした。

「まただね。」
「今度は他校の生徒数人をぼこ殴りにして病院送りにしたんだって・・・。」
「うそ、やめてよねそういうことするの。学校の評判がさがってすっごい迷惑かかるんだけど。」

ひそひそと陰湿な噂が立てられる。
(あいつ自身のことをよく知りもしないで・・・)
一部始終を見ていたネイガウスは言い知れぬ不快感に眉にしわを寄せた。
ふと見上げた先には生徒指導室と書かれた白いプレートが揺れている。
ここは何かしらの事件を起こした生徒を一週間から一カ月ここに閉じ込めるために使われている。生徒は学校外に出ることを許されず、何人かの先生に見張られつきっきりで勉強を強いられることとなる。
それでもまあ、指導に当たるのは体育会系の先生が多く自分には関係のない話だと高をくくっていた。

それなのに・・・・・

「どうして俺なんだ・・・。」
「ラッキー、先生と一緒だっ。」

他の生徒が通常の授業を受けている中、俺はしばらくこの馬鹿の勉強に付き合うこととなってしまった。
(次の授業の準備などいろいろ仕事が残っているというのに・・・。)
ネイガウスの苛立ちも知らずに燐はのんきに浮かれていた。

「わかってると思うが俺は遊びに来たわけじゃないからな。」
「知ってる。でも先生だから嬉しくってさ。」
「ぐっ・・・。」

(この天然たらしが!)
少し構ってやろうかと心が揺れ動いてしまった。
自覚なしに笑顔を振りまくこいつは将来絶対何人もの女性を泣かせることだろう。

「せんせぇ」
「何だ」
「しばらく誰もこねぇな。」
「・・・それがどうした。」
「・・・・なんでもない。」

・・・・・・・。
気のせいでもなく、燐が少し笑った気がした。

「くだらないこと言ってる暇があったら勉強を始めるぞ。」
「え゛ぇ~っ」
「嫌そうな顔をしても始める。」
「せんせぇ~。」
「またその顔・・・・くっ、そんな顔するな!」
「・・・・・だめ?」
「―――っ、わかった。今日は早めに終わってやるからそんな目で見るな!うっとおしい」
「さっすが!だからイゴールのこと好きっ。」
「どさくさにまぎれてその名で呼ぶな!」

自分の顔が熱くなってることに気づき、悔しくて笑う燐の頭をはたき机に着かせる。
そんな二人の様子は周りには仲が良いと見られるかもしれないが断じて違うと宣言しよう。

(俺がこのガキに遊ばれてるだけだ!)





あとがき

近所の不良校では生徒がいざこざ起こすと生徒は生徒指導室に閉じ込められていました。
それで親が怒らないのかな~なんて思いもしましたが、
最近までやーさんの子供とかが多くて、運動会も開けなかったぐらい荒れてたそうなので
まぁ、ありなのかもと。

燐りんはこの話ではいわゆる不良です。
先生×不良に萌えたせい///
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2010.08.20 Fri l 青の・小話 l コメント (0) l top

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